また試合と言うのに気が引けて、横浜の風のいいところでビール飲んでくると家の人には言った。
それはサッカーを観に行くというのとほとんど同じだったが、嘘をついてはいないという気安さがあった。渋谷から東横線に乗り、横浜でシュウマイとビールを買ってバスで三ツ沢へ。
ゴール裏に陣取るユースの選手たちの後ろを通ると、挨拶される。わたしはお母さんではないけれど・・・。
小平では練習試合があって、そちらに行く人も多いようだが、今日は絶対こっちなのになぁ。
先制点を上げて、駆けていく選手たち。仲間の待つベンチめがけて。彼らの喜び、彼らの思いが伝わってくる。
そうだ、彼らの喜びに割ってはいることなどできない。
こんなにわざとらしい絵になるとは・・・。そのままを撮っただけ。プレゼンターはマリノスの選手(水沼と誰か)だった。
FC東京と柏の選手にしたら良かったのに。
おめでとう、ありがとう、こんなに幸福な夜をプレゼントしてくれて。帰りもちっとも苦ではなかった。
柏は強かった。ボールへの寄せがすばやく、こちらのチャンスになりそうな時は2人3人と囲まれて自由にシュートを打てるときがほとんどなかった。
先制点を上げたときがわずかな相手DFの隙だった。それを逃さなかった、集中力を切らさなかった東京の選手たちが見事。
どちらもDFが光っていたように思う。
東京では畑尾くん。落ち着いて、ピンチの芽を摘んでいた。賢くてカンも鋭い選手。
まだまだ今年の試合は残っている。今日のような幸福も、逆に悲嘆も味わって、春には飛びたて、新しい空へ。