長友くんは母子家庭で少しでも早く母親を助けたい気持ちもあって、在学中ながらプロになる決意をしたようだ。
伊野波もたしかそうだった。
大変だったろうな。母親一人でこどもを私立の大学に行かせて、サッカー部だからバイトもできないし、合宿だなんだかんだとお金がかかって。
加地くんも母子家庭で、母親に楽をさせたいっていつも言っていたよなー。
大阪に移籍したのは、お母さんの近くにいられるってことも大きかったんだよね。
親としてはこどもからの感謝の気持ちが一番嬉しいね。
そして、こうやって本人が望んだ道に進むことができれば本当に報われた思いがする。
長友くんも伊野波もまだまだこれからだけれど、力を貸してくれた周囲の人への感謝を忘れずに精進してね。