もちろんこどもにとってもね。
真昼間からビール飲んで、ヤキソバ、から揚げ、その他買い込んで、カツサンドの箱あけてがっかりして、周りを見回して知ってる人がいれば挨拶して、グッズショップを素見して、MDPを買って、アウェイ側サポーターをざっと数えて、少ない時も多すぎる時も文句を垂れて、そのうち選手がアップに出てくる。あー楽しいね、スタジアム。1時間や2時間はあっという間。
うちの子もうんと小さい頃からスタジアムにくっ付いてきている。そりゃ最初は30分も見ていられません。(アメリカ人なんか大人になっても野球の1イニング分しかもたないって聞くけど)
「お散歩行ってくるー」とスタジアム1周の旅に出かけてしまう。付いていくのは大抵おとうさん。1試合の間にそういうことが数回あった。できるだけ出たり入ったりで迷惑にならないようなところに席を取って、遊ぶのはコンコース。
そうやってスタジアムで過ごすのはこどもにとって楽しかったそうだ。なんでも遊びだものね。
そのうち段々に座って見ている時間が長くなってくる。今じゃ、立派な青赤の中学生サポーター。
こどもたちへ、スタジアムは学校ともおうちとも違う。どうやって過ごしたら君たちにとっても、周りの人たちにとっても居心地良く、楽しくいられるか感じて、考えてね。一緒に楽しく素敵なスタジアムにしていこう。
おとなたちへ、スタジアムは会社とも家とも違う。時にはそれよりも大切な場所になることもある。あなたにとっても他の人にとっても大切な場所を、東京の文化を一緒に築いていきたいものだ。とりあえず、笑顔から。