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サンちゃん

今朝の毎日新聞に懐かしいサンちゃんの笑顔が。人懐こい笑顔も丸坊主も変わらない。
「最強の底流ブラジル」というコラムの4回目。Jリーグでもプレイしたサンパイオが登場。
フランスW杯にブラジル代表として6試合に出場、3得点を決めた。

95年に来日、横浜フリューゲルスに在籍、99年元旦には天皇杯優勝を成し遂げ、帰国。
パルメイラス、ラ・コールニャを経て再来日、柏、広島で活躍した。

堅実なボランチで『ボランチとはボールを持つ時間は短く、そして数多くボールに触らなくてはならない』という言葉が印象に残る。

一度は代表への夢を諦めかけたが、同じポジションの選手が故障したときに、チャンスを生かし代表に定着。「磐田にいたドゥンガが推薦したくれたと思う。」と語っている。
フリューゲルスが危機に陥ったときには「選手同士でサラリーを一律半額にしようと話し合った。」

プロフェッショナルという言葉がぴったりで、練習や生活すべてにおいて発足したばかりのJリーグの選手たちに影響を与えた。またJ2に降格した広島を復帰させる原動力ともなり、若い前田や森崎たちを一人前のサッカー選手へ成長させる高い目標にもなった。

フリューゲルス時代のサンパイオ、山口のWボランチは安全でしかも危険な匂いがしていた。
04年広島対新潟戦の後に行われた引退セレモニーで新潟の山口が花束を贈呈して、二人で抱き合ったシーンではもらい泣きしちゃったよ。

ドイツW杯で日本はブラジルと対戦する。
「テクニック的には問題にならないほどのレベル差がある。3-1でブラジルの勝ちかな。」だけど、と日本語で言ってから「サッカーは何が起こるか分からない。」と続けた。
「しかしW杯では3試合目だからといって手を抜くことは、絶対にない。」

今はサッカー解説をしながら、サンパウロ州の大学に通って指導者を目指しているということだ。
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この写真は広島時代のもの。ピアノも上手だよ。
by inadafctokyo | 2006-04-22 11:46 | サッカー


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