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泣きながら学ぶこと

うちの子が4歳でクラシック・バレエを始めた頃、その教室には同じような小さい子がいなくて小学生と一緒のおけいこだった。
当然、他の子にできることがうちの子にはできなくて、それが悔しくて、先生に叱られることなどなかったのに、泣きながらおけいこしていた。
毎回、できないことがあると泣いているのに決して辞めたいとは言わず、いつもおけいこを楽しみにしていた。

5,6年前からサッカーを一緒に見に行くようになって、負けると必ず泣いていた。
次第に負けた試合後は親子共に不機嫌になって険悪に家路をたどることになった。
今年は泣くことはなくあっさりしているので少し大人になったと思った。しかしその代わり試合前に既に不機嫌になる。
「つまらないからもうサッカー見に行くのはやめようかな、時間ももったいないし、疲れるし。」
そんな風に出かける時に言うので、わたしもかなり苛立って険悪な雰囲気になってしまうときもある。

ところが千葉戦の後に泣いているのを見て、わかったことがある。
相変わらず東京が負けるのがたまらなく嫌であるこの人は、負けるかもしれないと思うことによって、試合前に不機嫌になってしまうのだ。
小さい頃は試合前には、きっと勝つと思えたのに。
昨年、負け続けたときは辛かっただろう。でも親しんでいた原さんだったから相当我慢していたんだね。
おかあさんは未だに今度こそ或いは今日も勝つだろうと根拠なく思ってスタジアムに向かってしまうのに。
by inadafctokyo | 2006-04-18 23:09


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