またもスコアレス・ドロー。
G1の出入り口近くの通路で帰り支度をしていたら、難しい顔で村林さんが通って、声をかけそびれた。
帰宅してから、理由がわかった。試合結果だけで難しい顔をしていたのではないということが。
あのパレードには途中までわたしもついて行った。たまたまカードを貰いに行くところで、前方に騒がしい気配がして。今日の試合に関しては何かと不穏なうわさも飛んでいたから。
わたしがいて何かが出来るなんて思っていたわけではないけれど、気になっていたのは確か。
でも実際には事件に発展しそうなものは感じられず、その時点では大丈夫だとわたしは思った。
今更でしかないが、以前もこうしたパレードはしていたから、その経験値からやはりその場にいたみなも「大丈夫」と思っていたのかもしれない。
色々な人が自分のできることでダービーを盛り上げようとしていたのに、残念なことになってしまった。