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ポポナイトと吉祥寺青赤計画

たまにしかブログを更新できないので、ついついクラブハウスサンドのようになってしまうが、ご勘弁願いたい。

11日、調布たづくりで「ポポナイト」が開催された。内容については東京中日365日の携帯サイトに詳しく上がっている。まだ前半だけだが、そのうち後半もアップされると思うので、ぜひ御覧になってほしい。

まず感じたのは司会の三田涼子さんの安定感。的確な質問、出演者それぞれに配慮して、話を振って、言葉を挟んで盛り上げていく、時に軌道修正する様子は優れたボランチと言えよう。この日は白いジャケットと紺のスカートで三田さんらしい清楚で柔らかな印象。

珍しくカジュアルなスーツでポポさんにも賞められた東京中日の占部さんは話すのが苦手と自負していて、なかなか人前に登場しないが、三田さんや前田さんに助けられながら、普段の取材から知り得た貴重なエピソードを披露してくれた。
今期は選手が非常に前向きで、成長したいという強い意識を感じるそうだ。

前田治さんはいつも歯に衣着せぬ厳しく愛情あるコメントで楽しませてくれる。この日も監督に前田さんでないと聞きにくい質問をしていた。ここにもある種の信頼関係がある。

そして大切な役目を担っている塚田さんは通訳として、ずっとポポさんを支えてきた。
ポポさんはかなり長く話すのだが、途中でとぎらせずメモも取らずに通訳をする塚田さんに目を見張った。ポポさんは安心して仕事が出来るに違いない。
もともと静岡のサッカークラブでコーチをしていた塚田さんは、一時オシムさんの通訳も務めていた。サッカーに対する知識と理解がなければああはいかない。

ポポさんのキーワードは信頼だ。人と人との信頼関係を非常に大切にする。
クラブに関わる人はみなファミリーとして、彼の中にはしっかりとインプットされ、いつも注意深く気を配っている。選手に対しては非常に厳しいが、プロとして生きていく彼らがより良い人生を歩めるように、常にもっとチャレンジをしてもっと成長をして欲しいと願っているからだ。

私たちサポーターのこともそして私たちの国のことも大事に考えてくれている。
鳥栖戦で2点リードされても気落ちする様子を見せずに応援し続けた私たちを非常に心強く思ったようだ。
「ファンが私たちを信じてくれるのに、自分たちが諦めたり自分たちを信じないことはありえない。鳥栖戦はみんなが一体となった試合だった。」

そして、アウェイ広州戦の試合前、東京サポーターの掲示した横断幕の日の丸部分を隠すように広州側から言われ、その部分は折り返された。それを見ていたポポさんは絶対に勝って、横断幕を掲げたいと思った。サッカーの試合に政治やその他のことを持ち込むべきでないと。
ポポさんの生まれ育った国のことを考えさせられるエピソードだった。

東京でできるだけ長く仕事をしたいとも言ってくれた。それは私も心から望む。

さて、13日の吉祥寺青赤計画第2回である。
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後藤勝さんがキャンプ、そしてゼロックスを経て現在に至るまでのメンバー構成の変遷を語り、ポポさんの狙いや選手の成長に言及する。広州戦のメンバーが現段階での最強メンバーとの位置付けだ。監督してももちろんそうだろう。そのメンバーでもかなわなかったのは結果としてあるが、何が足らないのかを測ることが出来たことを良い経験としなければならない。
ポポさんも広州戦を評して「経験の差」と言ったが、ここでは失点シーンについて詳しくボードを使って「差」を解きほぐした。連動して隙をつく動き、DFを剥がす動き、またサイドの攻防でも彼我の差があった。
課題をはっきりと自覚することから次が始まる。
ACLに出たことで非常に大きいものを得たと後藤さんは言う。きつい日程こそが選手たちを変えた。きつい練習は嫌がっていた選手たちも厳しい日程を乗り切るにはやらないとダメだと気づいたことが大きいと。

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進行役は三田さん。この日は後藤さんとやんちゃな川上さんということで、お姉さん役。
「ぶれずにやり続けてほしい。カウンターでやられるなら仕方ない!」とポポさんへの信頼度は非常に高い川上さんだった。
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第二部はラブちゃん登場。私はまったく知らなかったが、占いをするゲイ人として有名な人。
志有人くんのお父さんともよくサッカーをしているというくらいサッカーも上手いらしい。
星座占いを基本として、代表戦や様々なサッカーの試合を占いによって解説をしている。よく当たると評判だというのは周囲の反応でわかった。
一言で言うと非常に面白かったし興味深かった。ただの占いと片付けられないような示唆に富んでいた。
日本代表は歴史的に中心にみずがめ座が君臨している。東京は天秤座の天下だ。
この面白い話は酒でも飲みながら話しましょう。

後藤さん、川上さん、三田さん、ラブちゃん、ありがとうございました。
by inadafctokyo | 2012-06-16 14:13 | FC東京


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