いつでも人生は思うようにならないものと思っているが、まったくその通り、たった3日間という短い夏休みで帰省した娘が楽しみにしていた久しぶりの試合があれなのね。
前節の栃木戦から何を学んだのかな。
結局ボランチへのチェックを厳しくして、パスの出所と受けるところへすばやくプレスをかける。
そうすると機能不全に陥るのが東京の姿。ほとんど動きなおしをせずにパスを受けようとして、富山の選手が猛然と迫って奪われる・・そんなシーンを何度も見せられた。
自分たちの繋ぐというスタイルを貫くなら相手のプレッシャーを恐れていてどうする。
成すすべなく東京が敗れたあと娘は頭から湯気を立てて、友人に会いに出かけてしまった。
脳内では明大前や吉祥寺がロンドンと化していた。
その後、私たちは栃木対愛媛の試合を見た。
愛媛は栃木に先制されて追いつき、また離され、最後ロスタイムに同点ゴールを決めた。
その戦いぶりは「最後まであきらめないというのはこういうことだよ」と言われたような気がした。
富山の積極性も渾身のものだった。失うものがないからと言えるかもしれない。
毎試合あれが出来たら、19位にはいないかもしれない。
どこのチームも一番いいところを出してくる、その中で力を発揮してこそ「強くなってJ1復帰」でしょう。
セザーが暫く欠けるのは痛いし、次節は今ちゃんが抜ける。
しかし、そうした事はよくあること。
上手いだけでは勝てないし、人の心も動かせない。
足りないものを愛媛や富山や、東京に対して思い切りぶつかって来てくれるチームから学んで、謙虚に戦うべき。