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なでしこ世界一!

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いまだにどこか現実離れしたことのような気がする。
W杯で優勝!
すべての試合を観戦したわけでもないし、今まで国内で女子の試合を観たこともほんの数回。
そんな私がこの快挙に酔っていいものだろうか。
想像できないほどの困難とハードルを乗り越えて、彼女たち自身が掴み取った栄光。
彼女たちには大きなものがかかっていた。
女子サッカーの発展と普及。東日本大震災と原発事故で危機に直面している国。
誰に頼まれたわけでもないが、きっと強く思うところがあったに違いない。

女子代表が歩みを始めて30年、世界を驚かす進歩を遂げた。W杯期間中もそれは止まらなかった。
ドイツ戦でもスウェーデン戦でも落ち着きと自信が良いプレイを引き出した。

決勝はシロクマの保護者の方のおうちでほかの方も加わって観戦。
家主は途中で寝てしまって、私たちがどんなに叫ぼうと起きることはなかったが、最初と最後だけしっかり観ていた。

先制され追いつき、また離される展開。力には明らかに差があった。延長でそれまでずっとマークを外さなかったワンバック選手に入れられた時はもうここまでかと思った。
それでも十分な結果だとも。しかし、画面に映し出された澤選手は「さぁ、ここから行くよ」と言うように手を叩いて選手たちに声を掛けていた。その顔には落胆も焦りも微塵も無かった。だから、諦める必要は無いんだ、まだ時間はある、と私も一緒に見ている人も思ったのだった。

宮間選手のコーナーキックに澤選手が飛び込んで合わせた瞬間はテレビでははっきりとわからなかった。
ゴールが認められた瞬間は何がなんだか分からず大騒ぎした。そんなことがあるだろうか。
こんな展開で決めるなんて。

アメリカのパスは速く強く、中盤では狂いを見せずに回っていた。シュートだけが決まらなかった。
2点取って、勝てると思ったアメリカはPKになった時点で少なからず落胆しただろう。
日本は120分で決めたいと思っただろうが、PKに持ち込んで気持の上では優位に立っていた。

もし神様が味方してくれるとしたら、最後の最後まで諦めずにすべてを出しつくしたからなのだ。
アメリカにだって、それが不足していたとは思えない。それでも、日本を襲った大災害がアメリカ以外の観客も味方にしたことは確かだった。

女子サッカー世界一。おそらく「私もサッカーやろう」と思ってくれる女の子が増えるに違いない。
これまでは小学生から中学に上がるときに女子の多くはやめてしまう。所属するチームが無いからだ。
もっと裾野を広げるために、中学校学区を二つ合わせた位の地域に1つは女子も通えるクラブがあってほしい。
プロ選手の国内での活躍の場も充実させて行かなければならないだろう。

今年はいろいろの活動が増えて、東京のトップチーム以外には観戦の機会が作れない私だが、なでしこも観ないといけないね。
FC東京が女子チームを持ってくれるのが、一番なんだけど。

本当におめでとう。そしてやはりありがとうと言いたい。
by inadafctokyo | 2011-07-19 11:29 | サッカー


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