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ブラックスワン?なんじゃこりゃ

U-22日本代表が3-1でオーストラリアに快勝し、フル代表がペルー相手にスコアレスドローに終わった夜、有楽町で映画「ブラックスワン」を観ていました。
予約した時は代表戦の事はすっかり忘れていましたね。はい。
そして、今日は渋谷でKバレエカンパニーの「ロミオとジュリエット」を観てきました。

今日は大満足、昨日はいま一つと言ったところですね。
「ブラックスワン」よく考えれば観た人たちの反応は微妙なものが多かったですね。
ナタリー・ポートマンのオスカーに騙されたなぁ。
頭の中は???な状態で映画は終ってしまいました。監督はこの収拾がつかなくなった映画を本当はどうするつもりだったのでしょう。
母親との葛藤から自由になれない、性的にも解放されない女性を扱ったオカルトならバレエでなくても良かったのに。
バレエ、そして白鳥の湖の主役を射止めた若く美しい女性という設定でなくてはこれ程客は呼べなかったでしょうから、商売的には成功したわけです。
しかし、映画として成功しているかは全く別の話し。
ポートマンの演技も臆病な部分はややステレオタイプに思えます。何年か後に観ると笑えるかもしれません。
バレリーナになり切ったという点では合格だったと思います。大変な努力をしたのでしょう。殆どスタントなしと言う事はある程度本職の人が踊ったという事でしょうし、カメラワークでかなり助けられている印象です。だからと言って価値が無いわけではありません。この映画にポートマンが居なければなんの取り柄もないでしょう。

しかしバレエを愛する人間にとってはフラストレーションが溜まる映画です。ちゃんとバレエを描いてくれるのかと思うと、妙な展開になる繰り返しで、道で監督にあったら足払いでも喰らわせようかと思うくらいです。

今日の素晴らしい舞台については明日にでも。
by inadafctokyo | 2011-06-03 00:05 | 映画


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