人気ブログランキング | 話題のタグを見る

FC東京について何かを感じた長い午後

今年の2月に行われたせんがわ劇場演劇コンクールで審査員を勤めるという機会を頂いた。その様子はその時ブログで報告をしたので、覚えておられる方もいるかもしれない。
その時の全上演作と授賞式、オープニングイベントを収めたDVDが完成した。
サポーター仲間で鑑賞したいと思っていたので、昨日、fct_fan さんとみっち〜ご夫妻宅でそのDVD鑑賞会を催した。
選考結果については言わずに見て頂いたのだが、結果はほぼ同じだった。
受賞した2作品が高い評価を受けた。そして予想どおり、FC東京賞を受賞したZIPANG Stage「青と赤のスタジアムで」がサポーターには強い印象を残した。
それはあの最終節京都戦に自分たちの運命を託す女と男の物語だったからだ。
本選の時には私自身もその作品を見ながら涙が溢れ出た。他の審査員にはその事が作品の信憑性と言ったらおかしいが、その作品が描いたサポーターというものに説得力を与えるものと受け取られたかもしれない。

fct_fan&みっち〜家のティッシュペーパーも山となってゴミ箱へ投げ込まれた。
私たちはなぜ何時までもこんなに泣けるんだろう。その感情を一括りにする必要はない。それぞれが思いのままに名付ければ良い。
それをもしかしたら「愛」と呼ぶ事に躊躇うこともない。
愛は多種多様な顔を持ち、決してけちけちした物ではないのだから。

専門家審査員賞と市民審査員賞のW受賞した作品「you'll never walk alone」(青春事情)も「ユルネバ」(劇団コラソン)も「A day of supporter's life」(大正直劇団)も伝えようとした事が上手くいったりいかなかったり、完成度の違いはあっても、その愛は十分に伝わった。

これらのグループのように東京ファンがいない他の劇団の場合であっても、FC東京ってなに?FC東京のある風景ってどんなもの?という難問に立ち向かって、私たちに新鮮な風景を差し出してくれた。

選手たちにも観て欲しいな。どんな感想を持つんだろう。

他の人にも観て貰う機会があるといいな。
by inadafctokyo | 2011-05-16 23:40 | FC東京


<< 初めてのスポボラは引き分け 相変わらず楽しいことは試合前 >>