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F.C.TOKYO〜FC東京のある"まち"〜

12、13の両日に亘って行われたせんがわ劇場の演劇コンクールは、青春事情の「You'll Never Walk Alone」が専門家審査員の選ぶグランプリと市民審査員の選ぶオーディエンス賞のW受賞。阿久根社長とミスター東京コーチ藤山竜仁が選ぶFC東京賞がZIPANG Stageの「青と赤のスタジアムで」に決まって日程を終了しました。

この2日間他のことに気をとられることなく、集中して8つの演劇を、しかもFC東京をテーマにした演劇に浸り語り合った、しかも(しかも多いな)社長やフジとも親しく話し合ったとてつもなく濃い2日間でした。

オフィシャルサイトのトップページにW受賞の青春事情と審査員、ドロンパの集合写真が載っているんですが、私がほぼ真ん中・・。おかしいな控え目な性格なのにw
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上記の2作品に劇団コラソンの「ユルネバ」を加えた3作品が評価の高い作品でした。
その差は僅かでしたが、青春事情はやはりグランプリに相応しい作品だったと思います。

「You'll Never Walk Alone」はスタジアムに集う観客の中から3組を取り上げて、日々の暮らしや人生にFC東京がどのような影響を与えているかをスタジアムと普段の生活を見せながら、描いて行きます。
よくある構成と言えば言えるし、実際スタジアムが出て来る作品が他にも幾つもありましたが、これは生命保険会社の社員である、コンビニでバイトをしている、なかなか芽が出ないミュージシャンであるといった設定に無理がなく、FC東京の扱いも自然、全てにバランスが良いという事で評価が高かった。

ZIPANG Stage「青と赤のスタジアムで」はあの京都戦が舞台でした。
観ているうちに涙が止まらなくなって、東京ファンでない審査員の方から、感動したんですねと聞かれたのですが、私としてはあの京都戦の感情がリアルに思い出された結果と言った方が正しいので、評価がかえって難しくなってしまった面がありました。
自分の人生の大切なことも試合の行方で占ってしまうようなサポーターのおかしさも表現されていて、東京ファンのツボを押さえるキーワード「ユキヒコ」「藤山竜仁」に客席も沸いて雰囲気は良かったですね。

もちろん、芝居なので極端な例にはなっているのですが、それに近いような事はよくあることだと思いましたし、阿久根社長もそうした思いで観ていることを受け止めなければと話されていました。


劇団コラソン「ユルネバ」
FC東京の事をほとんど知らない審査員の男性が、「こう言っちゃ悪いけど、サポーターって馬鹿だなぁと思いました。」という素晴らしい感想を述べてくれました。
その通りです。それがわかって欲しかった!その男性はコラソンを一押ししていました。
サポーターにはわかりすぎるくらい分かる内容だったのですが、普通の人も面白いと思ったのです。
曰くテレビは寧ろMXしか見ない。曰く女子アナと言えば三田涼子、曰く山手線ゲームではなく京王戦ゲーム、王様ゲームはアマラオゲーム、サッカーの事でないと女の子とうまく話せない。そうですね、明大前でもよく見られる光景ではないでしょうか。
コラソンはさすがにこなれていて無理がなく、テンポもよく笑わせてくれます。
出演者には一戸恵梨子、元ラグビー日本代表の酒井宏之など光った配役。
もっと膨らませて上演して欲しいですね。

あとの5団体についてはまた後で。

お知らせ:26日土曜日19時〜明大前LIVREで恒例青赤なオフ会やります。
参加表明はお早めに。
by inadafctokyo | 2011-02-15 00:42 | FC東京


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