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私はあなたを誇りに思う

私の娘は東京が大好きです。小さい頃から一緒にホームもアウェイも観戦に訪れて、負けると泣いて悔しがっていました。
彼女が一人前の舞妓さんになって初めての京都戦。小さい頃から彼女を見守ってくれたLIVREペーニャの仲間と宴会をすることにしていました。まさかこんなことになるとは思わず。

なんとか残留決定の報を届けたかったけれど、実際は仲間たちの気持ちを立て直して二条苑の美しい庭を備える料亭に行き着く事が困難な状況でした。
時間はかかったけれど、予定どおりの人数を揃えて宴会の席に着きました。
彼女にメールを送っておきました。

ごめん、負けてしまいました。降格です。 みんな気持ちが落ちているのでお願いします。

現れた彼女は立派なプロでした。
もし一緒に見ていたら号泣していたでしょう。でもお座敷では微塵も見せず、笑顔でみんなを盛り上げてくれました。
小さい頃から大好きだったLIVREの仲間たちを、いま自分が出来る全てで励ましてくれたのです。
踊りで、会話で、飲む時の掛け合いで。

この根性があればなーと思いました。

試合後、いつまでも立ち上がれない選手たちには少なからずがっかりしました。
受け入れ難い結果であっても、京都まで来た沢山のサポーター、最終戦の挨拶をしようとしているホームチームの事を考えたら、自分に鞭打って立ち上がったでしょう。
あの姿が今年の象徴です。

あの姿から出発だと言う事を忘れてはなりません。

娘へ

ありがとう!
あなたを父と母と仲間たちは誇りに思います。
by inadafctokyo | 2010-12-05 00:38 | FC東京


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