正式に磐田に断りを入れた赤嶺に「ナイス残留!」と仲間から声がかかったという。
みんな、選手たちもあたしたちファンも赤嶺は好きだから。
体ごとゴールに飛び込んでいくような泥臭いプレースタイルも、時々試合中に熱くなって相手選手とやりあったり、吃驚するくらいヘタな演技で倒れたり(笑)、でも基本大らかで。かすれ声で。
誰がライバルというより、いつでも自分との戦いだと言っていた。試合に出られないときに、先発から外れたときに、それでも手を抜かない。練習から力を出し切って、打ち込む。
やっぱり、それっきゃないよ。
練習はいつでもどんな場合でも裏切らない。
ナオだって一朝一夕に今を迎えたわけではなく、何年もの本人の積み重ねとチーム自体が変わっていったこともあった。
昨年真吾が掴んだものは決して消えてしまったわけではない。まだまだこれから。
もし移籍するなら押しも押されもしない大エースになってから。
同期のテセにも負けるな。
ここ5年くらいはいつもバックスタンド観戦だが、真吾がゴールする瞬間はゴール裏にいたいと思う。
飛び込んできた真吾を爆発的な歓声で迎えたい。
イ・グノの契約がうまくいかなくて、帰ってくるかもしれないって?