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東京での時間、日本での思い出

Number715はオシムさんの表紙だったので手に取ってみたら、中ほどにアマラオの記事がありました。

日本定住の記録。
外国からサッカーをするために日本にやってくる。仕事が終われば国へ帰る。当然のことだ。しかし中には日本に住み続けるという選択をする選手もいる。彼らにその選択をさせたものは何か。
アマラオ、エスクデロ、ハーフナーの3人にインタビューをしている。

エスクデロ・セルヒオ 元アルゼンチン人、埼玉栄高校サッカー部監督。
ハーフナー・ディド 元オランダ人、名古屋グランパスコーチ
二人は日本国籍を取得している。エスクデロは息子のため、ハーフナーは毎年毎年のビザ更新が面倒だったから。それぞれ息子がサッカー選手としてJのチームに所属している。

アマラオは”ブラジル人。少年サッカースクールコーチそして未だキング・オブ・トーキョー”と紹介されている。

アマラオの映画で見たように、他のコーチたちと一緒に用具を片付けたり、こどもたち一人一人に丁寧に対応しながらスクールコーチの仕事をしているアマラオにインタビューをする。

「頼まれると断れない、そこが僕のいいところでもあるし、最大の弱点でもある」
そんなアマラオだから長い間東京に在籍し、日本に住み続けている。


東京ガスの頃は楽しかった?
楽しかったよ。

東京ガスの頃が懐かしい?
ものすごく懐かしい。

だってすごく大変で、がっかりすることも多かったのに。やっとプロになれたのに。
懐かしいなんて言うの?

アマラオはいつかブラジルに帰るだろう。
「日本は経済的には恵まれているだろうけれど、ブラジルにある喜びのようなものがない」
アマラオはいつかブラジルに帰る。たくさんのサポーター、たくさんのスクール生たちに暖かい思い出を残して。
わたしたちもアマラオも決してお互いのことを忘れることはない。
味の素スタジアムにあの旗がずっとあるのだから。
by inadafctokyo | 2008-10-31 07:20 | サッカー


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