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須賀川での収穫祭

いろいろ後ろ髪を引かれること(fC東京の試合、粟生の防衛戦)はありながらも、行って来ました。
大地を守る会 稲田稲作研究会収穫祭。
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八重洲鍛冶橋駐車場から貸切バスで消費者会員と米プロジェクトスタッフと大地社員とで出発です。
しかし、東北道は渋滞に次ぐ渋滞。紅葉見物の観光客もある上に、事故が続出。車でお出かけの際には十分にお気をつけください。
予定より1時間以上遅れて須賀川に到着。
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時間が押してきたので、懐かしい人との挨拶もそこそこにまずは田んぼへ。
例年はちょうど稲刈り時期にお邪魔しますが、今年はもう稲刈りは終了し、田んぼでの除洗作業を見学。
このトラクターはたしかアメリカ製。運転席がガラスで覆われているものは日本にはありません。
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田んぼの土を反転させて土の表面に付着したセシウムを地下30cmの部分に留めるという対策です。稲の根は15cm程度なので、セシウムの吸収を抑えることができます。
この日の前日に丁度、須賀川の一部の地域で基準値を超えた米が出たと報道されました。それによって須賀川の米全てが汚染されているかのように思われてしまうのではないかとの危惧を、地元の人が抱くのは当然です。
汚染された米は自家消費用で天日干し、稲架(はざ)掛けをしたものでした。今年、乾燥には天日干しを避けるようにという指導があったにも関わらず。しかも稲架掛けをすると逆さになりますから、セシウムが稲に移行してしまいます。ちょっとした不注意や知識の不足が全体に響いてしまうのは残念です。
稲田稲作研究会は原発事故直後から、考えうるあらゆる対策を取って来ました。専門家の意見を取り入れつつ、無駄になることも恐れず、とにかくやってみる、という姿勢で対策をしました。セシウムは水溶性ですから、水に流してしまうと河川を汚染する、そこから田んぼに封じ込めて、かつ稲が吸着しないような対策が有効として実行し、成果をあげました。
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太陽熱乾燥を導入していたのもプラスに働きました。収穫と同時に籾だけの状態にして、温室のような乾燥室で太陽の熱によって適度に乾燥させます。
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籾のままこのタンクで貯蔵します。送風によって空気を入れ替え劣化を防いでいます。出荷するたびに精米をするので味が落ちません。
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交流会ではたくさんのご馳走が。黒毛和牛のステーキやモツ煮、炊き込みご飯、焼きそば、えごま豚、手打ちうどんなどなど
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イベリコ豚の生ハム!

2時過ぎからは地元のイベント、風土INFOODのイベントと合体して。
放射能対策も全て自主対策で行なってきた稲田の生産者が農業の自立を痛切に願ってのイベントです。
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サプライズで稲田アグリサービス・ジェイラップ・でんでん倶楽部から大地を守る会に感謝状が。
他にも稲田を支えた東都生協や数々の会社が表彰されました。表彰の文面がそれぞれに異なっていて、ありきたりではない内容です。
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感謝の思いが深ければ深いほど、彼らの置かれた状況の厳しさが伝わってきて、落涙を止めようもなく・・・
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右から稲田の伊藤さんと大地を守る会、東都生協、カタログハウスからの参加を得てトーク・ショー

あの日依頼、大変な困難と戦ってきた、稲田の生産者。
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大きな困難にみなで立ち向かったことによって、この国の農業従事者としての自覚と自信が更に増したように見受けられました。
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放射性物質測定機をすぐさま稲田に貸し出すなど、力強く支えた大地を守る会と前向きに米作りを続ける稲田の仲間たちを、誇りに思います。
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by inadafctokyo | 2012-10-28 13:54 | 大地を守る会