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良いクスリとなるか富山戦

いつでも人生は思うようにならないものと思っているが、まったくその通り、たった3日間という短い夏休みで帰省した娘が楽しみにしていた久しぶりの試合があれなのね。

前節の栃木戦から何を学んだのかな。

結局ボランチへのチェックを厳しくして、パスの出所と受けるところへすばやくプレスをかける。

そうすると機能不全に陥るのが東京の姿。ほとんど動きなおしをせずにパスを受けようとして、富山の選手が猛然と迫って奪われる・・そんなシーンを何度も見せられた。

自分たちの繋ぐというスタイルを貫くなら相手のプレッシャーを恐れていてどうする。

成すすべなく東京が敗れたあと娘は頭から湯気を立てて、友人に会いに出かけてしまった。

脳内では明大前や吉祥寺がロンドンと化していた。

その後、私たちは栃木対愛媛の試合を見た。
愛媛は栃木に先制されて追いつき、また離され、最後ロスタイムに同点ゴールを決めた。
その戦いぶりは「最後まであきらめないというのはこういうことだよ」と言われたような気がした。

富山の積極性も渾身のものだった。失うものがないからと言えるかもしれない。
毎試合あれが出来たら、19位にはいないかもしれない。
どこのチームも一番いいところを出してくる、その中で力を発揮してこそ「強くなってJ1復帰」でしょう。

セザーが暫く欠けるのは痛いし、次節は今ちゃんが抜ける。
しかし、そうした事はよくあること。

上手いだけでは勝てないし、人の心も動かせない。
足りないものを愛媛や富山や、東京に対して思い切りぶつかって来てくれるチームから学んで、謙虚に戦うべき。
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by inadafctokyo | 2011-08-31 22:56 | FC東京

家本主審 vs J’sGOALライター陣/Jリーグを語ろう! 後半

15分の休憩を挟んで、いよいよ
家本主審 VS メディア&サポーター

なんと言ってもまだ記憶に新しいあのゲーム。8月20日のガンバ対フロンターレ
江藤さんから、振り返っても変わらないですかと聞かれた家本さんは「結論は変わりません。録画も見直したけれど」とそのゲームの状況を詳しく説明しました。

前半2点リードしていたガンバが逆転されて迎えた後半、FW平井の突破を止めようと實藤がエリア内で突き飛ばす格好になり、バランスを崩した平井も實藤も倒れ、GKは易々とボールを押さえたという場面で家本さんは實藤にイエローを提示し、PKを宣告しました。
前半も同様のファウルでイエローを貰っていた實藤は退場、PKを決めてガンバは追いつき、その後3点を加えて勝利しました。
家本さんの見たところ、實藤はゲームに入れていないという印象を受け、江藤さんも慣れないポジションの上に前半ちんちんにされてテンパリ気味だったと認めていました。

川崎の選手たちもPKは仕方ないが退場は痛いと訴えたそうですが、前半も同様なプレイでイエローを貰っていたのですから、川崎としても何らかの手を打つ必要があったような気がします。

そしてガンバサポは試合前には「家本家本くそったれ」とコールしていたのに、PKを貰った瞬間「「イエモト サイコー アリガトウ」などと現金なコールをして家本さんを苦笑させたのでした。
うちだけじゃないんですね・・。

そしてもう1試合が6月15日日本平で行われた清水対山形の一戦。
Pkが3つ、そして翌日のスポーツ新聞一紙に家本さんが選手に暴言を吐いたと書かれました。
実際にはどうなのでしょう。双方ともに言い分はあろうと思いますが、私は家本さんに嘘はないと感じました。記者に誰が言ったかはわかりませんが、故意に悪意のある情報を流したのだろうと思います。
このゲームは前半に山形にPKのチャンスがありましたが、やり直しを命ぜられそれを清水のGKに阻止されてしまいます。
後半に入って清水が先制しますが、山形が2度目のPK獲得。これを今度は決めて1-1。
防戦一方になった山形ですが、このまま終わるかと思われたロスタイムに高原が倒されて清水がPKを得ます。
そして、山形の選手の執拗な抗議というより単なる悪口雑言が始まります。聞くに堪えない内容で、この時に暴言を繰り返した3人の選手のうち1人にイエローが提示されます。そしてPKが決まって試合終了となりますが、更に山形の選手の暴言は続き、もう1人にもイエローが出されました。
この間、家本さんは何も言っていないにも関わらず、新聞には暴言を吐いたのは選手ではなくて、家本さんのほうだと書かれてしまいます。協会には事情を聞かれ、録画などから申し開きは出来たものの、新聞紙上で訂正されたわけではありません。
本当にやりきれない一件です。選手の個人名は出されませんでしたが、試合記録で見ればあきらかです。

ファン、サポーターはどうしても贔屓チームを愛するあまり客観性を失ってしまうことがあります。
試合の結果や内容に納得できない時は審判に原因を求めると気が楽ということもありますが、私自身も笑いながら反省するところはありました。

例えば・・
サッカーはミスを認めるスポーツと言われる。あれだけパスミスをして、シュートをミスしておいてちょっと微妙なジャッジに目くじら立てて文句言うって・・・どうなの?

ねぇ、確かに。

選手や監督が一方的に文句を言う図式ではなくて、審判側からもコメントを出したらどうだろうかと言う意見があって、家本さんも個人的に賛意を表していました。
野球でも相撲でもそうした場面があります。球審や審判部の親方がマイクを持って観客にジャッジについて説明することがあります。プレミアでもそうした試みがなされていると聞きました。
この場面はこうだからこうなったと説明されたほうが信頼関係が築けると思うのですが。

また、フットボールコンタクト(ゲーム中の接触プレイ)についても質問がされ、家本さんは熱心に話されました。
「ここ1,2年で特にJ1では悪質なプレイが減った、簡単に倒れたり、大げさに痛がったり、手を出したり、ゲームを中断させるようなことが本当に減った。見るに値するゲームが増えた。メンタル、接触に弱いのが日本の弱点だと思っている。ヨーロッパに行っている選手が帰ってきて、顔を合わせたら話を聞くようにしているが、やはりフィジカルの強さということは誰もが言う。うまい、早いということでは日本人も太刀打ちできるが、そこに強さが加わらないといけない。」そのためにジャッジも変わっていく必要があるということでしょう。
ただし、接触にいちいち笛を吹かない傾向とは言ってもノーマルコンタクトかそうでないかの判断が、経験のある審判とそうでない審判とでは違う場合は当然あるのですが、審判を育てるためにも時には上のレベルで吹く経験は絶対に必要なので、見守ってほしいということです。

そして審判にも個性があり、どのようなサッカーをしてきたか、どのような指導者に指導されたかによっても同じルールブックで学んでも解釈に若干の差がある場合もあるでしょう。

J2の試合を見ていると副審に疑問を持つことがあるのですが、差し違いを恐れるあまり、はっきりとジャッジをしないような副審には家本さんも”なにやってるんだろう”と思うそうです。

試合後にブーイングされても大して気にしないし、嫌なチームやスタジアムはない、好きなスタジアムはあるそうですが、どこかは教えていただけませんでした。

審判もライターもファンもみなサッカーへの愛を持っているのだから・・と発言されたのですが、たしかに家本さんからはそれを感じました。

これまで審判の肉声を聞くようなチャンスはなく、J'sGoalでもジャッジに対する批判の声は載せないというのが普通でした。それではどちらもストレスが溜まってしまいます。
もっとオープンになっていけば詰まらないことに気を使わずにもっと試合を楽しめるのではないでしょうか。

自分を見かけたら、声をかけてほしいと家本さんは言っていましたよ。聞きたいことがあったらいつでも話しかけて欲しいと。(山形の選手のようなことはやめてくださいw)

またこうした機会があってたくさんの人が参加されるといいなと思います。

家本さんは率直で飾らない方で頭が良く、言葉も明快、体型もスマート、私はイベントが終わる頃には心の中で、これまで色々すみませんでした、と謝っていましたね(笑)

*私の聞き方ですので、もしかしたら勘違いや聞き間違いがあるかもしれません。ご容赦ください。
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by inadafctokyo | 2011-08-28 02:08 | サッカー

家本主審 vs J’s Goalライター陣 / Jリーグを語ろう! 前半


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昨日サッカーミュージアムに行ってきました。
東日本大震災被災者支援企画展「サッカーのチカラ展」が開催されています。宇都宮徹壱・五島聡・高橋陽一・日比野克彦・とうこくりえ他各氏の作品が購入でき、売り上げは被災地へ寄付されます。
この、とうこくりえさんのマスコット集合の「みんな生きてる みんなで生きる」の原画(厳密に言えば原画ではありません)を実際に見ることも目的のひとつでした。ピンと来たら買うつもりはあったのですが。。思っていたよりでかかった!
安斎肇さんの作品は小さくて1万円という値ごろ感もあって完売でしたが、あとの作品はまだまだのようです。
震災直後とは違って、心情的にも経済的にもぽんと何万円も出せる状況ではないのかもしれません。私自身も自分の経済力以上の支援をしてきたと思います。
ただ、今回サッカーミュージアムに展示されている作品はその値段以上の価値がある作品ばかりだと思いました。特に五島聡さんの作品はキャンバスに油ですから。しかし、欲しいと思ったカズを描いたものは売れていました。
徹壱さんの写真も良かった・・・。日比野さんの作品がオークションで20万円をつけていますが、これもこのままならかなりお得でしょう。余裕のある方はぜひご検討ください。私もぎりぎりまで考えます。出展作品

さてトークイベント第4回目は家本政明さんとJ'sGoalライターさんたちがJリーグを語るということで、あんなことやこんなことも聞けるのかな・・・と楽しみにして出かけました。
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手前から家本さん、田中滋さん(鹿島担当)、江藤高志さん(川崎担当)、松本潤さん(甲府担当)、隈元大吾さん(湘南担当)、佐藤拓也さん(水戸担当)
長いのでたたみます。

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by inadafctokyo | 2011-08-27 12:00 | サッカー

支援のTPO

NHKでは継続して朝のニュースの時間に被災地の現在の状況を伝えている。
ざっくりとした情報ではなく、個人に的を絞って、今何を感じ、何に困っているのか。

先週だったか、50代と思われる女性がボランティアに対する複雑な思いを語ってくれた。
震災・津波で仕事を失った女性はいまだに職を得る目処が立たない。

「ボランティアに来てくれる人達には本当に感謝している。でも、片付けや掃除などは私たちでもできる。例え安い賃金でも仕事がない私たちを使ってほしい。」

そして今日、岩手県の津波被害を受けた商店街を取り上げ、いくつもの店舗が復旧の見通しが立たない中、再開したスポーツ品店のご主人の嘆きも身につまされるものだった。
「被災前も景気は良くなかった。今はそれどころではなく、売上は激減、売り上げを計算していて単位が違うのではと思うこともある。」
被災地の購買力はまだまだ戻っていないのだ。
そして全国から善意のバットやグローブが大量に送り込まれる。
「そういう支援は地元のわれわれを通してくれたら、助かるのに・・・」

仕事がなければ、店を開いても客が来なければ、立ち上がることはできないのだ。

震災直後と違って、私たちも支援の方法を考えていかなければならないと考えさせられた。

たとえば先日のサッカーボールを送るという運動に私もささやかながら協力したが、こちらで手配した大量のサッカーボールを送ったことは最善だったのだろうか。

そしてまた、私は福島に優先的に義援金を送っている。ふるさと納税もした。それはすべて自治体へのものだった。

しかし・・福島では本当に困っているところに金が回っていかないという声も聞く。

義援金を余らせて県では何をする気なのかという疑問を表明する人もいる。

そのあたりのことはまた福島の知人に確かめてもみたい。

どのような形での支援が求められていて、何ができるのか、これからもまだまだ続く苦しい復興の過程を一緒に乗り越えて行くために。
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by inadafctokyo | 2011-08-25 14:31

今ちゃんおめでとう

今ちゃんがお父さんになった。
このところの妙なテンションはそのせいだったのかなと納得がいく。
経験したことのない人にはわからないと思うが、最初にこどもが出来たときなんていうのはPregnancy High(こんな言葉はない)と言っても良い。
やたら元気に張り切ってみたりするものだ。
妊娠中、そして出産後の高揚感、幸福感は例えてみればミニTOTOが毎日毎日当たる、それが10ヶ月続くくらいの・・・
だから機会があったら試してみる?
人にはいろいろ事情があるから、機会がなかったら仕方ない。ほかのことで何某かを得よう。
まあ、一時このような幸福感に包まれても、その後けっこうな苦労があるのだから。はいはい。

出産に立ち会うのもこれからの育児も今ちゃんにとっては初めての経験で、きっと毎日が驚きと喜びの連続。
なお一層、仕事にも打ち込み、これまでよりも柔軟にさまざまなことに対応するのではないかと楽しみにしている。

本当におめでとう!
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by inadafctokyo | 2011-08-24 17:41 | FC東京

餃子よりも~ラーメンよりも~

雨だからいいカメラは持っていかなかったのだ。
昼に丸の内に集合して車2台で出かけたよ。
宇都宮だからって餃子に物凄いモチベーションを高めている人たちだった。
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1軒目の「美智都」これでみちのくと読む。さすがに栃木人は強引だわ(よく知らないけどね)
餃子だから美智かぁと一部にしかわからないことで感慨を抱く。1人前6個で300円。
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3日前に新宿の大陸でアウェイを喰い尽せ企画で餃子を食べたばかりで、正直もういいやって感じだったんだけど、2軒だけお付き合い。でもここでは餃子は頼まずゆずラーメン。ゆずと葱が効いていてけっこう美味しかった。でも麺が細いから食べ始めはちょうど良くても食べ終わりは完全に伸びているという残念な結末。餃子はほかの人が頼んだのをお味見させていただいた。1皿240円。餃子は美智さんの方が美味しかったかな。ちょっと名の知れた店は混んでいたけれど、地元の人が多数という感じ。ツイッターではあちこちで餃子屋を襲うイナゴが出没したようだが、それほど目についたわけではない。
ぎりぎりまで何軒も回るつもりの人たちと別れて、スタジアムへ。この天気で屋根もないとなれば、スタジアムでも何か手に入るでしょう。
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待機列はこんなところまで続いていた。公園なのね。
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田圃マニアの私としては撮らずにはいられない。
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エレファントマン?
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いいえジャンドロです。雨を避けて階段下でまったり生ビールを飲んでいると、上に行きたくないからここでワンセグで見られたらいいのになどと思ったりする。すまんです。
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あそこの階段下です。
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ゴール裏からバックスタンドを見たところ
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ほらねーあったでしょう。宇都宮餃子。みんみんより美味しいって言っていた人もいるね。
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物産展をやっていたので、パンを買いました。
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一押しはこれ!目につかない奥の方で売っていた「鮎の塩焼き」旨かった!!
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ゴール裏は芝です。
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あっち側です。
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そんなこんなでお疲れ様~、せめて新潟か仙台みたいに美味しいものを食べられたからいいかって言えればいいんだけど、まあ、その、やっぱり無理があるね。はい、みなさんお疲れ様でした。
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by inadafctokyo | 2011-08-23 16:21 | FC東京

情熱も冷静も

栃木は思ったより初心でなく、あらゆる条件を自分たちのプラスにしようと虎子眈眈待ち構えていたのだ。
そこへ相変わらず人の良さが時に顔を覗かせる東京は入り方を間違ったな。
ボランチは名古屋のGKに影響されたかのようにボールをロストするし、それに対して周囲も手を拱いていてはいかん。何度も繰り返すから、思わず笑ってしまったよ。
ボランチのところで厳しく行くと徹底した栃木に比べ、どうも距離感が今ひとつ曖昧な東京はリズムが良くないまま先制点を奪われる。
ミスも連発、ゴールを決める、勝つ、という意欲も栃木を上回っていたとは思えない。栃木の守備もバタバタした時はあったものの、それに乗じることが出来ない。ピッチの状態が悪かろうが、何だろうがいつも通り自分たちの戦い方で、繋いで勝つのだ、それはいいけど、それならもっと抜け目なくてはならない。
情熱でも冷静さでも負けていては勝負に勝てる訳がない。
水沼宏太に見事な2点目を決められて、さすがに焦りが見え出す。
終了間際にどたばたから1点を返したが、時既に遅し。この日の試合は最低でも勝ち点1を取りたかった。
自分に厳しく反省して熊谷では全てで上回って買って欲しい。

試合後にゴール裏はバモストーキョーを歌い続けたのだ。
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by inadafctokyo | 2011-08-22 21:36 | FC東京

成清さんの海苔

8月19日 大地を守る会の六本木会議室で福岡県柳川市から成清海苔店の成清忠さんをお迎えして、海苔の話を伺いました。

そもそも私と成清さんがtwitterで海苔についてのやり取りをしていたのを見かけたある人が、これはそのまま勉強会になると思ったのがきっかけでした。
で、私もその人も米プロジェクト21の消費者スタッフですから、米プロとそして海苔は海のものだからお魚クラブが共同でイベントをひとつ開催することにしました。

題して「海苔はコメの恋人」
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まず海苔の試食から始まりました。
大地を守る会で扱っている6種類の海苔をどれがどれと分からないようにしておいて、全種類を食べて予想を書いていきます、利き酒は何度もやりましたが、利き海苔は初めてです。
料理研究家の井上穹子さんが用途に合わせて海苔は使わないとと言っていたその意味がわかるか、私も真剣に取り組みました。
食べ比べた海苔は6種類
・有明海苔 優等
・武末さんのアサクサノリ
・有明一番摘み 寿司はね ○
・有明一番摘み きずのり
・おにぎり用          ○
・有明一番摘み 味検査済み ○
○が付いているのが私が当てた海苔です。これらの海苔はすべて有明産でアサクサノリ以外は皿垣漁協のものです。
海苔だけで食べて、あとでご飯と一緒に食べてもみました。
お米は稲田コシヒカリ、宮城有機コシヒカリ(新米)、宮城有機ササニシキ

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成清さんは海苔の加工業の会社をお父様から引き継がれた二代目です。
おとうさんの忠蔵さんはお酒も強けりゃあくも強い豪快な方で男性にファンが多い方でした。息子の忠さんはこの通りの男前ですから、女性のファンが多くいらっしゃるのではないでしょうか。
海苔が育って製品になるまでをDVDを見ながらお話を伺いました。
海苔の赤ちゃんである果胞子は牡蠣殻にくっつき、その中で糸状体に成長します。成長した糸状体を養殖の網に付けていく作業をタネ付けと言います。
糸状体が付いて十分に熟した状態の牡蠣の殻は真っ黒になっています。それを小さいビニール袋に入れ網に吊るしていきます。乾いては糸状体が死んでしまうので、気の抜けない作業です。

やがて大きくなった海苔を収穫して、洗って細かくして梳いて乾燥させると出来上がり。
さほど手順に違いはありませんが、海苔の味には差があります。
大地で扱っている成清さんの海苔をいつも頂いていると、時々よその海苔に吃驚することがあります。
固い、香りが無い、口どけが悪い。そうした差はどこから来るのでしょうか。
まず収穫時期です。通常20cm程度まで大きくなってから収穫しますが、皿垣漁協では10~15cmで収穫します。その方が柔らかくて美味しいからです。裁断もより細かくしてから梳きます。細かいと傷になりやすく、流れてしまうこともあるので歩留まりが悪いと言えますが、これも味を追求しているためです。
一般品なら4千枚は出来るところ、その半分しか採れませんが、品質に何よりも自信を持っている皿垣漁協さんの海苔をそのことをよく理解している成清さんが扱って、大地を経てわたしたちの手元へ届くのです。

また等級付けでは一般には見た目が重要視されますが、皿垣のランク付けは見た目だけでなく味も重要なポイントです。実際に味を見てランク付けをする、これは食べるものとしては当たり前のようでいて、実際には非常に少ないのです。
このブログにも度々登場する稲田稲作研究会でも見た目だけで等級が決められるコメに疑問を抱き、自分たちで味を測定し、それによってランクを決める方法を編み出しました。

twitterでもわたしの質問に途中なんどか仕事で中断しながら、熱心に答えてくれた成清さんは海苔の生産現場である海に足を運び、皿垣漁協の生産者とつきあい、深い信頼関係を築いています。

黒い紙のような食べ物、外国の人にはなかなかわかってもらえない面もあるようですが、海苔は日本の食卓には無くてはならないもの。1枚の海苔に誇りをもっている成清さんと皿垣漁協さんの絆があってこそ、さまざまな用途に適した海苔が作られているのだと理解できました。

ああ、柳川に行きたい。

とりあえず駆け足で紹介いたしました。今は眠いので、また足りない部分はちょこちょこ補っていくかもしれません。
みなさんもどうぞ美味しい海苔でおいしいご飯を召し上がれ。
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by inadafctokyo | 2011-08-21 00:38 | 大地を守る会

せめて一服の清涼剤に

なればいいんですけど、草津戦の花火です。
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暑くて浴衣を着ていた人は大変でしたでしょう。わたしは帰りに実家にすぐ向かうので浴衣はやめておきました。
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PKをセザーが決めて、得点はこれだけでした。でも勝ち点3をしっかり取ることは大事です。点差以上の差はあったかなと思いますし、でも年に1,2回しか来ない友人が観戦に訪れて、勝つには勝ったけど、面白かったかなと気になりました。ま、花火は上がったし良しか。
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by inadafctokyo | 2011-08-17 20:58 | 未分類

この世界の片隅に

8月15日が終戦の日となった理由はあるわけですが、多くの人が休みに入っているこの時期だということにやはり意味はあるように思います。

こうの史代さんの「この世界の片隅に」を読みました。
浦野すずという昭和の激動をそのまま経験したような女性の半生を描く物語です。
少し粗忽なところがあるが気立ての良いすずは広島の海苔漁師の長女として生まれ育ち、両親や兄妹、親戚、近隣の人々の中で穏やかに成長していきました。
不思議な縁で呉の北條周作のもとへ嫁ぎ、夫とその家族-父、足の悪い母、気の強い姉とその娘、そして隣組の人たちに囲まれながら、変わらずに少し粗忽だけれど、よく働き従順とも言えるあの当時の女性を体現しているかのようです。
嫁ぎ先の家族を義理の・・と言います。それは日本の女性の生き方に大きく影響してきた考え方でもあります。とはいえ、すずは嫁ぎ先の家族ともうまく折り合っていきます。

やがて戦況は逼迫し軍港のある呉は度々空襲を受け、すずの実家のある広島には原爆が落とされます。
どんなことがあっても被害は軽微であるとしか発表しない大本営、「流言や不安のたねになるようなことは例え見たとしても言わんこと」という注意事項など、戦時下の日本が今は近く感じられます。

小さいエピソードの積み重ねの中で流れに逆らわずに生きてきたようだったすずが、さまざまなことに気づき、そして周作とすずは夫婦としての絆を強くしていきます。
遊郭の女りんとも不思議な縁を結び、心を通わせます。すずは小さな縁を見過ごしにできない人です。

呉に大きな空襲があった日に、義理の姉の幼い娘、晴美とともに絵の得意だったすずの右手は失われてしまいます。
実家の父も母も兄も淡い初恋の相手も失い、終戦を迎えたすずは「うちはこんなん納得できん」と言います。
「暴力で従えとったという事か、じゃけえ、暴力に屈するいう事かね。それがこの国の正体かね」そう言ってすずは泣きます。
正義が飛び去った国で、その後も家族を家を守るために必死で生きたに違いないすずさんは今の日本を見てなんと言うでしょう。

広島で孤児となった幼女を呉へ連れ帰ったすずと周作を家族も呆れながら、あたたかく迎えます。
誰かのために手を差し伸べることで私たちは前へ進めるし、目の前の一人を救うことでしか世界は癒せない、そんなことを考えた結末でした。

決して中心ではなく片隅で、普通にまっとうに生きていくこと、いつどんな時代でも。
大した力を持たない私たちにできる大きなことです。
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by inadafctokyo | 2011-08-16 10:35 |