人気ブログランキング | 話題のタグを見る

理想の結婚?

まず言っておきたいのは結婚に“理想”は合わない。ごはんに味噌汁、納豆に葱、さんまに大根おろしのように必要不可欠のものではない。結婚にそっと寄り添わせたいものは妥協、諦め、忍耐というような美しい精神で、それを人は優しさと呼ぶ。

もし、あなたがどこかのクラブのサポーターであれば、誰と結婚するかは大変な問題だ。
普通の人(サポーターは普通の人ではない)にとっても誰とどのような結婚をするかは問題だと思っているだろう、そうですね?
いやいや、あなた、サポーターでなければそれほど、日夜悩む必要など何もない。
知り合いの家で生まれた子猫を貰うときほども悩まない。母猫にまとわりつく色とりどりの子猫の中からどの子猫にしようかと、その嬉しい悩みほどもあなたの心と頭を一杯にしはしない、普通はね。

だがしかし、あなたが熱心なサポーターであればあるほど、結婚は未知の不安と恐怖にあなたを誘う。毎週試合に行くなんて許されるだろうか。その試合後に仲間と飲みに行くなんてことも。毎シーズン、ユニフォームやタオルマフラーやストラップやTシャツやその他諸々を買いあさることも。
ホームゲームだけではなく、遠く北から南まで日本各地のスタジアムを流離い、たかだか親善試合や練習試合のために海外まで出かける。あまつさえクラブの練習場まで足を運ぶ。
夕飯の仕度よりもブログの更新。洗濯物をたたむよりもクラブのホームページのチェック。掃除よりもゲーフラ作成。父母会よりも勿論オフ会。
さて一般人の皆様にはそのような配偶者は愛すべきものであるだろうか?

先日気の毒な役者がそうして彼女に手ひどくふられたっけ・・。否、彼は幸運なのだ。後顧の憂い無くサポーターとしての道を邁進できるのだから。

さて、結婚におけるサポーターたちの実体はまた明日、或いは明後日。
by inadafctokyo | 2008-06-26 22:22 | サッカー


<< 結婚なんてラララララララーラー 調布の夜は更ける >>