叶わない夢--さよなら憂太、大好きだった

会社からの帰り道
西荻からバスに乗らずに人通りの少ない道を歩く。

憂太 元気で
憂太 頑張って

それだけを何十回も唱えていたら、止めどなく涙が勝手にこぼれて来る。

サポーターは自分勝手に選手に夢を抱く。
例えばうちの14番は素敵な生意気な王子様でいつかキャプテンマークを巻いて、真ん中に君臨する。ずっとずっと東京にいてくれる。

憂太は特別な選手だった。誰よりもずっと大切だった。
初めてユースから上がった選手。それは若いチームの今後を祝福する存在だった。

今ちゃんが悩んでいる姿を見て何を思っていたのだろう。
クラブがサポーターが今野を必死で慰留する様子を見て何を思っていただろう。

伝えなきゃ、伝わらない。
もっともっと伝えれば良かった。大事だって、あんたが大好きだって。
違うよ、スタジアムで憂太が出てくる度に、精一杯の気持ちを表現していた。
それがわからない筈はない。
わたしたちはもっと歌いたかった、憂太の歌を。
もっと叫びたかった、憂太のゴールに歓喜して。
わたしたちはいつも少しだけ満たされなかった。
もっとスタジアムで憂太の姿を見たかった。


家に帰り着くと、無理やり笑顔を作った。
でもダンナは私の真っ赤な目を見て「どうしたの?」と聞き、「憂太が行っちゃうよーーー」と泣く私の頭を黙って撫ぜた。
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by inadafctokyo | 2008-01-17 22:15 | FC東京


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