「多摩川クラシコ」スペシャルOB対談

週刊サッカーダイジェスト No.896

東京と川崎を語るときに欠かせない二人、アマラオと中西哲生が過去の対戦を振り返る。
多摩川クラシコと位置づけられるのは東京ガスがFC東京になった99年からとされるが、中西哲生にとって97、98の戦いは外せない。

97年にフロンターレに移籍した中西は「JFLで一番手強いのは東京ガスだと聞かさせる。東京ガスを倒さなければ昇格はない。そして、その東京ガスはアマラオがいるといないとではまるで違うチームだった。
中西にとっての初対戦、アマラオを怪我で欠く東京ガスをフロンターレは3-0で敗る。しかし次の対戦では3-2で勝っていた試合をロスタイムにひっくり返される。その試合でアマラオは4点を取り、中西は自らの誕生日を勝利で飾ることができなかった。

97年準会員だった川崎は2位以内を目指していたが、東京ガスに勝点1差で2位をさらわれ、98年にはまたも勝点1届かず2位。優勝したのは東京ガスだった。この年の自動昇格は1位のみで、決定戦にまわった川崎は福岡に敗れる。

歴史を振り返ると、中西が東京との対戦を熱をこめて振り返るのも当然と納得できる。

99年には東京ガスはFC東京となり、J1を目指すことになるとそれまでとは違って目に見えないプレッシャーを重荷に感ずる日々がやってくる。3度目の正直、順調に昇格への道を進む川崎の中西は「FC東京と一緒に昇格したかった。一緒に上がればJ2のレベルの高さを証明できると思っていた。」と語っている。そして、東京が最終節でやっと昇格を決めたことを知り、「他のチームのことで初めて喜んだ。」

二人ともやがては現場に、指導者にと思っている。ふたりがまたチームの一員として「多摩川クラシコ」の場に戻ってくる日はいつになるのだろう。

最後にアマラオの見た今の東京について触れておこう。

「若い選手も多かったけれど、それを大熊さんがよくまとめていた。彼はうるさいくらい言う人だけど、それがチームに浸透していて、選手たちがサポートしあって戦っていた。それがFC東京という強みだと思います。私が思うに、今のFC東京が低迷しているのは、気持ちの部分が欠けているからじゃないかと思います。FC東京というクラブの魅力は熱いハートですよ。」
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by inadafctokyo | 2007-05-02 23:10 | FC東京


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