福島でいも煮を頂きながら涙ぐむこともあった

3月11日の東日本大震災、そして福島第一原発事故発生直後から大地を守る会は被災した生産者、生産地への支援、消費者への安定した商品供給に全力を尽くしてきた。
特に放射能対策については3月23日の時点で、自主検査体制を築くことを発表している。

今のところは国の基準を超えたものについては出荷しないということに責任をもち、今後は独自の流通基準を策定するために、自主測定体制の確立、測定技術の習熟をめざし、立ち止まることなく動き出している。

そして4月から高感度のシンチレーション・サーベイメータによる青果物全般、一部加工品の検査を始めた。(青果物は毎日、全品)
また「子どもたちへの安心野菜セット」は核種ごとの測定が可能な高精度検査機器「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」による検査を、また子どもが食べる頻度が高いと想定される商品に「ゲルマニウム半導体検出器」を使用している。

その結果をホームページで公開している。

生産者の方もただ手をこまねいているわけではないので、これまで問題になる生産物はなかった。
ほとんどが不検出、検出された場合も非常に低い値となっている。

これまでも大地を守る会は会員に対して情報公開を徹底してきた。
この場でも何度も言ってきたが、有機栽培は簡単ではない、生産者は研究熱心で大地もよくサポートし、信頼関係を築いてきた。
有機栽培の場合は土地が豊かなせいか、セシウムなどが作物に吸収されにくいという結果も昨日NHKのクローズアップ現代でも言われていた。

それでも、東北、北関東、特に福島の農産物への注文は減ってしまっている。
大地を守る会の会員であっても・・・

そんな中、「福島と北関東の農家がんばろうセット」を取っている消費者が福島わかば会の生産者と交流を行った。その5日の模様。
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いつもこの時期に生産者が集まっていも煮会を行っているが、今年はがんばろうセットで応援してもらっている消費者を招待しようという趣旨で声がかかった。いも煮は各地域毎に作り方が違うとかで4種類はあったかな。大好きなイカ人参や漬物、おこわ、BBQなど大変な歓待を受け恐縮するが、遠慮なく食べかつ飲んだ。
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場所は緑水苑という広大な敷地を有するレジャー施設で、ここも地震、原発事故以来利用者が激減して経営的には打撃を受けていると社長さんから伺った。
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紅葉が美しかった。
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私たちはがんばろうセットを取って、なんとか消費を増やして応援しようと思っているのだが、同じテーブルの生産者からは「がんばるだけ頑張った。もうがんばれと言われてもこれ以上は・・」というような声も聞かれた。
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紅葉がきれいな分、ちょっと切ない。
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地震からこっち、心が休まることはなかったろう。私たち以上に辛い気持ちを抱えてきたに違いない。少しでも元気になれれば。
大地のスタッフが挨拶をしながら涙する場面もあった。ずっと産地のことを思って、苦しかったに違いないよ。

野菜とお米を商売ができるほどたくさんお土産に頂いた。本当にありがたい。
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by inadafctokyo | 2011-11-09 17:33 | 大地を守る会


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