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調布の田んぼで

最近、”ブログ見てます。田んぼ好きなんですね”って言われるinadaです。
先週は籾すりを行いました。
収穫して干して脱穀して次の段階です。脱穀すると藁が出来て、籾すりすると籾殻が出ます。
藁は草鞋を作ったり、縄や米俵、屋根などに、籾殻はクッション材、断熱材としてりんごなどの農産物の貯蔵や燃料に。昔はこうした稲作の副産物も決して捨てることなく活用していました。
今でも籾は発酵させて優れた有機肥料になりますし、藁も燃料などに利用しているところはあります。
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自動万石式籾すり機 ヤンマー super mascot
時代物です。本当に動くのか不安もあります。皆が見守る中で調整に時間がかかります。
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はっきり言って、かなりオンボロですが頑張って動いてくれないと・・。ベルトで動かします。シンプルな機械ですね。
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上からザーッと入れると、二つのゴムロールの間を籾が通り抜ける際にゴムロールの回転差によって脱皮されるというわけです。
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1回では完璧に玄米と籾とに分けることはできないので、何度か繰り返すことになります。この機械はそれを万石式という方法でやっています。なんと江戸時代に発明された方式です。
傾斜した複数重ね合わせたの網目の上を脱皮させた玄米、未脱皮の籾を通すことで玄米と籾を選別します。
3段の網の網目を様々組み合わせることで、米の大きさなどに対応させます。

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籾殻はこんな風に出てきます。
正味2時間ほどで全ての籾すりが終了しました。

あちこちガタが来ているし、錆びたり腐ったり、隙間から洩れてしまう米も多く、なんとかしないとなー。
もしこれを見ているヤンマーの関係者の方がいましたら、調整していただけないでしょうか。
(いるわけない)

来週は精米です。
by inadafctokyo | 2010-11-11 11:52


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