食事はおいしく食べたい。
目の前に並ぶ料理そのものが美味しいことはもちろん、一緒に食べる人食べる場所も美味しく食べられるかどうかにとって重要な要素です。
一人、二人ではわざわざ行かないような店でも、大勢で行くことはあります。一緒に食べることが美味しいから。
でも本当は美味しいものしか食べたり飲んだりしたくない。
昨日の夜は、人、ロケーション、食材、料理、その全てを満たしてくれる食卓がありました。
六本木農園
六本木の駅近く、民家を改築したような白い一軒家のレストラン。
農家さん応援コースを頂きました。
ウェルカムベジタブル
小さいグラスのトマトジュースが甘くてトマトの良い香りだけが残っているような美味しさでした。
美味しいものはきれいです。畑で丹精込めて作られた食材を、あますところをなく美味しく食べて貰おうと料理されたものが美味しくないわけはないのです。美味しくなさそうなものをテーブルに出してはいけないとつくづく思いました。
三種のお惣菜
奥は茶碗蒸し。蒸したじゃがいもをルッコラのペーストで和えたもの。根菜のシャキシャキサラダは飯尾醸造さんのお酢を使っています。
ありが豚のさっぱり梅ハーブ鍋
野菜たくさんのスープ。夏に鍋?と思われるかもしれませんが、冷房で冷えた体は水分が滞留しやすく、体調を崩しがちです。中から温めて健康に。
スープが煮立って、野菜に火が通ったら、豚肉、レタス、おかひじきを入れてさっぱりいただきます。
日本酒もたくさんいただきました。土鍋で炊いたごはんはそれだけで美味しく。デザートはメロン。
そもそも飯尾醸造さんの棚田の田植えでグランシェフの舘野真知子さんとお会いして、大地を守る会の仲間たちと伺う話がまとまりました。
この日のメンバーの中にはかつて大地を守る会が行ったカナダツアーに舘野さんと参加したこともある人もいて、縁というものは必然によって繋がるものだなと感じ入ったのです。
外のウッドデッキには野菜を育てるスペースが。
ここで育った野菜がテーブルに登場することはあるのでしょうか。
厳しい環境の中で、毎日食材を届けてくれる生産者に思いを寄せる試みでしょうか。
緑のカーテンが生き生きと繁る夏ももうすぐ。
生産者と一緒に日本を元気にしたいレストラン「六本木農園」のサイトはこちら。