拍手で迎えよう

仕事中にJ’sGoalの速報と青赤実況板と現地のfct fanさんの情報が頼りでやきもきしていた。
延長に入って何度目かの更新でリードされていることを知った。
そのままじっと見ているとやがて試合終了の文字が無慈悲に表示された。遠く長居から悲鳴と嘆息が聞こえてくるようだった。しばらく何もできなかった。こういうとき煙草が吸えたら、外に出て1箱くらい吸っているだろう。
実際にはコーヒーを立て続けに飲んで、契約書のチェックに没頭する振りをした。
時間が過ぎてゆく。今頃はもう涙が乾いているだろうか。

よくやった、よくやったよ。
あなたたちの試合を見るのはいつだってとても楽しみだったもの。
いまはまだ言葉にできないような感情でがんじがらめになっているかもしれない。
答えの無い問いをぶつけているのかもしれない。
でも、あなたたちは若い。怒りも悲しみも傷になって苦い痛みがあったとしても、やがて癒されて前を向いて歩き出す。辛さや苦しさを知ったほうが奥行きのある人間になる。奥行きのある人間になれば、人生の楽しみは増す。
薄っぺらな人間に人生の真実は現れない。もちろん、顔を見せた人生の真実が良いことばかりではないということが問題だ。それでも歯を食いしばって真実と対峙して、タフで優しい人間になりたいものだ。そうじゃないか?

FC東京の下部組織で貴重な何年かを過ごしたあなたたちは、勝利の歓喜も敗戦の落胆も知り、大きな収穫を得た。そしてすぐに大切な仲間たちと別れ、それぞれの道を進むことになる。
どんな道であっても、どのような方向に進もうと、小平の何年かで掴んだものの輝きは失せることはないだろう。

まだ子どもっぽさの残る面立ちの人たちもやがて大人になり、いつか社会の中でまた出会うことがあるかもしれない。そのことを密かに楽しみにしていよう。

10代のあなたたちがたくさんの大人たちの心を動かしたことを忘れずに、まっすぐ歩んでください。自分の道を自分の歩き方で。

おかえり、そして いってらっしゃい!
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by inadafctokyo | 2008-12-24 00:22 | FC東京


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