みんなの力

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わたしのようにアマラオのプレイを実際に見たものはFC東京ファンの中では既に古株だろうか。いやしかし、明大前のLIVREで飲んでいればガス時代の逸話を事もなげに語る誰彼がいるために、わたしはいつまで経ってもフレッシュなサポーターのような気がしているが、ナビスコ後にファンになった人の割合はかなり多いと聞く。
ご新規さんも古参も中堅どころも参集した味の素スタジアム。満員にはまだまだだが、わたしたちが精一杯努力して集めた3万5千人の中でキックオフ。

30日のホーム最終戦。14位の新潟に対して別に油断するわけではなかったが、決して負ける相手ではないと思っていた。実際に効果的な攻撃の形はあまりなくセットプレイに気をつければ大丈夫と思えたが、嫌な場所でファウルを何度も取られる。最初辛抱していたサポーターも神経質に見えるジャッジに焦れ気味。

東京の攻撃も梶山の出場停止が響いて新潟に付き合ったかのような単調さで、次第に緩くなりがちな自分自身の気持ちに鞭を入れる。

アメリカに行きたいか~と司会者が絶叫するクイズ番組のように、 “本当に勝ちたいか~、どうしても勝ちたいか~”と自分に聞いてみる。

これまで、こうした展開だとあまり勝った記憶がない。せいぜい引き分けだ。ここぞというときにこける。ここで勝てばという試合を落としてきたので、万年中位に甘んじている。首都のチームだというのに東京中日以外には軽く扱われる。そんなクラブを愛している。誰がなんと言おうと。
でも今日は勝ちたい。ここぞという試合に勝って次に行ってみたい。順位や優勝の飾りが欲しいわけではなく、このチームでもっと先に進みたい。スタッフとサポーターの力もともに試されているのなら尚更に。

真剣に勝利を願いながらどこかゆとりもある(平山のせいかもしれない)中で、いつか入ると信じていたゴールは、やはり決める人が決めてくれた。ちょっとハスキーな声の熱くて不器用な沖縄生まれのストライカー。赤嶺のヘディングが決まった瞬間にそこらじゅうの人と抱き合った。
結局は控え選手の層の厚さが勝負を決めたのかもしれない。それもクラブの力。

城福監督の挨拶を聞いていて思った。優勝を本気で狙っていたな。今日、一番勝ちたいと思っていたな。

我々には、常にサッカーと向き合うベテランがいる、常に学ぼうとする選手がいる、そしてそれを後押ししてくれるサポーターがいる!
残念ながら昨日、優勝という言葉を口にする権利は無くなってしまったが、ACL、天皇杯に向かう旗印は降ろしていない



試合後、明大前のLIVREでご機嫌になっていると、見覚えのある体の大きな人が入ってきた。
うちの娘ですら知っている、ジェレミーさんだ。
わたしのユニフォームを見て、「今年の石川は素晴らしいね」と言ってくれた。

ありがとう。とってもとっても嬉しかったinadaだ。

わたしのブログのことも言っていたが、日本語を読めるのだろうか?
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by inadafctokyo | 2008-12-01 15:17 | FC東京


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